四十にして惑う

フリーランスITエンジニアのサバイバル日記

寝床は寝るとこ

融資を受けるのはあきらめた。

リスクが大きすぎる。

 

で、次に思いついたのは親から資金を借りること。

しかし、そんな裕福な家ではないし、すでに定年してる親から借りるとなると老後の資金を取り崩してってことになる。

儲かる見込みが大きければここで勝負にでてもよいが、そんな確信はないし。。。

親は貸してくれるとは言っているが、自分自身が二の足を踏んでいた。

 

とりあえず、ソフト開発のお仕事を請けて資金を貯めることにした。

平行して空いた時間にでも自分の製品開発も進めていけばリスクも少ないだろう。

 

ということでお仕事を探すが、これがなっかなかスグには見つからない。

当時はまだリーマンショックの余波が残っていたのと、時期的に案件が少ないタイミングだったこともあって、仕事はなかなか確保できなかった。

 

おかげで自分の製品開発は進めれるのだが、預金通帳の残高は節約モードにもかかわらずガンガン減っていった。

これ、今までずっとサラリーマン生活やってきて、定期的な収入に慣れていた人間には非常に堪える。

精神的に追い込まれる感が半端ないのだ。

 

この先どうしようかと悶々と悩み、眠れない夜が続いた。

もともと寝る前に色々考え事をする習慣があったのが災いして、ネガティブな事ばかり考えてしまって寝れやしない。

睡眠不足が疲労を生み、それがさらにネガティブ思考を生む悪循環。

こんなとき、誰の言葉か忘れたが、ネットで見た言葉に救われた

 

  「寝床は寝るとこ」

 

当たり前なんだけど、目から鱗だった。

それから余計な考え事はぜず「寝床は寝るとこ。寝床は寝るとこ。。」と呪文のように唱えながら寝ることにした。

いつもサクっと寝れるわけではなかったが、それなりの効果はあった。